舞台『Gilles de Rais』観劇記 16/12/11

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    浅草六区ゆめまち劇場のロングラン公演『Gilles de Rais』を観に行きました!

    『Gilles de Rais』ティザービジュアル
    この舞台は、映画『KILL BILL』の殺陣指導・振付・出演の「剱伎衆かむゐ」さんが
    殺陣を担当し、各種パフォーマンスと融合させた総合エンターテイメントなのですが、
    今回そこにまっつんがゲストとして参加、俳優としてがっぷり四つに組むという
    かなり贅沢な内容でございました。

    ゲストといっても、まっつんの配役は準主役の風魔小太郎役。
    舞台前のDQX配信でもかなり「稽古が大変」的なことを仰ってましたが、
    そんな短期間で、本格的な殺陣も含めたお芝居が出来るのかと
    内心不安に思いながら劇場へ向かいました。

    『Gilles de Rais』チラシ

    チラシはこんな感じ。
    そしてチラシの他に今回は、小さなリーフレットも座席に配られていました。
    そこにはあらすじや登場人物の相関図、史実との違いなどが記されていて、
    ジル・ド・レ初心者にも判りやすい入り口となっていました。
    このレポートは、そこから抜粋したものも含むことをご承知おきください。

    そして、キャスト一覧はこんな感じ。

    『Gilles de Rais』16/12/11 キャスト

    日によってキャストが変わるなんて、劇団◯季みたいw

    さて。ロビー物販コーナーではキャストの写真セットも売られていました。
    ゲストのものも売られていたので、思わずまっつんの写真を購入www

    松川貴則さん(風魔小太郎役)ブロマイド

    4枚セット。二刀流で構える姿がなかなかサマになっています。

    そんなことをしながら開演を待っていたのですが、開演時間10分前。
    突然場内の照明が落とされ、童謡なんだかロックなんだか判らないBGMとともに
    舞台から現れたのは・・・かっぱw
    客席内をヨチヨチと駆け回り、空き席に座るとキュウリを懐から取り出し
    ボリボリかじり出すなど、かなりフリーダムなかっぱです。
    ここで、場内アナウンスが。

    「かっぱさん。制限時間5分で、タップダンスをしてお客さんを盛り上げてください。」

    タップダンスって、足にヒレ付いとるやん・・・と思わずツッ込みそうになりましたw
    やはりかっぱもそこが気になるのか、ヒレの上からタップシューズを履こうとするなど
    笑いを取っていましたが、実際にタップを始めると・・・場内からは「かっぱ!」の声が。
    結果、制限時間きっかり5分で場内をしっかり湧かせて、かっぱは帰ってゆきました。

    ここからは「カルミナ・ブラーナ」の不穏かつ荘厳なサウンドをバックに、
    幕が上がるまでの数分間、徐々に幕が上がる緊張感をフロアに充満させてゆきます。

    そして再び照明が落ちると。
    荒々しいサウンドと妖しい照明。そこに映し出された一本の刀。それを持ち去る姫君。
    そこからは、怒涛のように剣舞が繰り広げられます。
    素晴らしい殺陣と、映像効果を駆使した新感覚のパフォーマンス。
    我らがまっつんも、二本の刀を振り回し見事な殺陣を披露していました。

    さてここで、「物語が幕を明けるまでのあらすじ」を。
    ジル・ド・レとは、中世フランスにてジャンヌ・ダルクに協力した人物の名です。
    しかし彼はその名声の裏で錬金術(黒魔術)に没頭。
    それが世に明かされ、処刑されます。
    そんなジル・ド・レが生み出した妖刀が、宣教師ルイス・フロイスによって
    戦国時代の日本、織田信長の手にもたらされました。
    妖刀の力で天下統一を目論んだ信長ですが、明智光秀によって暗殺。
    刀は豊臣秀吉の手に渡り、そのまま秀吉は天下を統一。
    しかし刀の力で理性を奪われた秀吉は、朝鮮へ出兵するなど血を求め続けます。
    この状況に心を痛めた秀吉の養女・豪姫が、妖刀ジル・ド・レを持って
    大阪城を逃亡するところから、物語が始まります。

    ところ変わって、忍びの里。ここでは、「表向きは茶人として信長や秀吉に仕えている」
    忍びの頭領・千利休をはじめとした忍者が、修行に明け暮れつつのんびり暮らしていました。
    ここで、この舞台が「台詞劇」ではなく「無声劇」であることが明かされます。
    挙動や表情だけで、観客を説得させる演技。これは並大抵のものではありません。
    しかし時に笑わせ、時にハッとさせられる所作は、流石といったところでした。

    忍びの里の登場人物は、主人公の半人前忍者・服部半蔵に、兄弟子で実力No.1の
    風魔小太郎、そして表向きは歌舞伎踊りの芸者である出雲阿国といった弟子衆に、
    利休とかっぱを加えた5人(4人と1匹?)で進みます。
    半蔵と小太郎の兄弟弟子関係、何処かすっとぼけている利休のキャラが展開されるなか
    (小太郎の分身や変わり身の術なども拝めました)
    半蔵は阿国に甘えるけれど、当の彼女は小太郎に想いを寄せている・・・といった
    甘酸っぱい場面もあり、微笑ましく鑑賞していましたが、
    そんな平和な描写は、里へ辿り着いた豪姫一行によって終わりを告げます。

    豪姫、そしてお付きの森蘭丸とお市が妖刀を持って利休の元へやって来ました。
    刀を鞘から抜くことで、持ち主は理性を奪われ精神を侵食される・・・という設定が
    ここで明かされ、事態を重くみた利休は小太郎を大阪へ遣わします。
    一方の秀吉方は、妖刀の行方を追って暗部四人衆が目を光らせていました。
    そこへひとりで乗り込んでしまった小太郎は、激闘の末敢えなく捕縛。
    ここから悲劇が始まります。

    このシーンで、小太郎ことまっつんがなんと劇場天井から登場し客席へ降り立つ演出が!
    他にも暗部たちが睨みを利かせ客席を徘徊したり、秀吉が威圧感たっぷりに飛び回ったり、
    果てには秀吉の側室・甲斐姫が客席から飛び出し扇の舞いで観客を翻弄したりと、
    舞台上を超えたパフォーマンスが沢山盛り込まれ、臨場感がハンパ無かったです。

    結局、小太郎が捕らわれたことで豪姫の居場所も割れてしまい、忍びの里は襲われます。
    暗部によって利休が殺され、豪姫は捕らわれの身となり、妖刀も奪われました。
    利休を抱いて泣き叫ぶ半蔵の脳裏には楽しかった日々が蘇り、彼は復讐を誓います。
    秀吉討伐を目論んだ半蔵は大阪へ向かい、処刑寸前の豪姫を助け出しますが、
    そこで待っていたのは、秀吉によって無理やり妖刀を持たされ悪鬼と化した小太郎・・・。

    これがこのステージのクライマックスシーンです。
    鬼束ちひろの歌う『月光』をバックにした半蔵と小太郎による激しい闘い、
    そして理性も記憶も失っている筈の小太郎が葛藤しだし時々何かに目覚めるように
    刀を止めようとする場面。涙が出ました。
    更には阿国の最期、そして決闘の結末など、前半のコミカルな部分を読み込んでいるほど
    悲しさが増す筋立てに感動しました。
    操られつつも、時折理性を取り戻す・・・という難しい演技に、殺陣をしながら挑むという
    難役を、まっつんは見事にこなしていました。あの苦しそうな表情、辛かったです。
    そして最期に、半蔵の額をいつも通りポンと小突いて逝く小太郎・・・。

    結論から言ってしまえば、多くの犠牲を生みながらも半蔵は宿敵・秀吉を倒し、
    天下に平和が戻って来る・・・のですが。
    ここでめでたしめでたし・・・かと思いきや、鞘に入ったまま封印された筈の妖刀は
    思いもかけない人物によって奪われます。
    ラスト、彼によって生み出された魔物と対峙する半蔵のシーンで、
    このエピソードはTo be Continued...となります。

    ・・・そう、実はこの『Gilles de Rais』、今回観劇したのは「episode1 残光のリフレイン」
    であり、他のエピソードもあるのです!!
    流石はロングラン公演!
    (因みに「episode2」は、時代を遡って信長と蘭丸、ルイス・フロイスの物語らしいです。)

    そして、10分間の休憩を挟んで再び幕が開くと、そこは「演芸の町・浅草」らしい、
    無国籍ごった煮のエンタテイメント・ショーが待っていました。
    激しいストリート・ダンスや和太鼓、エロティックなポールダンスやエアリアルシルクなど
    すべてが見どころなショーでしたが、特に凄かったのは殺陣師さんによる剣舞と
    タップダンサーさんによるタップのコラボでした。
    BGMが一切入らない中、静寂と躍動をたったふたりで表現し、圧倒されました。
    他にもアクロバットやハンドサインなど、キャストの方の「本業」が如何なく発揮され、
    楽しい楽しいショーを見せて戴きました。

    終演後、ロビーにてまっつんとお話させて戴きましたが、
    やはりこの数週間はかなりハードだったそうで、帰宅後コントローラーを持ったところで
    意識が途切れ、気が付いたら朝、しかもDQXもログインしたのかどうか判らない、
    といった状態だったそうです。それは配信が少なくなっても仕方ない。
    そして私は、あのクライマックスシーンの感動をなんとかお伝えしようとしたのですが、
    つい口走ってしまった言葉が、

    「あの半蔵との闘い、迫力で押し切ってたところが凄かったです!!」

    ・・・酷い。この人、妖刀で斬られていいよもう(´・ω・`)

    しかしそんな暴言(?)にもめげず、他のファンの方から戴いていたぬいぐるみを抱いて
    ポーズを取ってくださったまっつんは、海のように心の広いお方ですマジで。

    松川貴則さん16/12/11

    ・・・っていうかラグアス王子の顔を凹ませてるんですけどそれはw

    とにもかくにも、フツウの舞台演劇ではなかなか見られない貴重なエンターテイメントを
    沢山見せて戴いて感謝感謝です。
    機会があったら、他のエピソードも見てみたいです。出来ればまっつん出演で。

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